聴神経腫瘍を手術しました。顔面は温存、聴力は低音域でのみ温存

26歳女性の右聴神経腫瘍を手術しました。術前聴力が保たれていたため、聴神経は切断せず、腫瘍を90%摘出しました。ABRが40%まで低下しましたが、術後の聴力は低音域では温存されていました。この大きさで温存できるたのは今回が初めてでした。顔面神経の麻痺も、三叉神経障害もいずれも全くなく良かったです。しかし実質的にはあまり役立つ聴力にはなりませんでした。やはり完全な聴力温存は内耳道限局型に限られるように思います。

手術動画はこちら

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