顔面けいれんを手術しました。

56歳女性、左顔面けいれんを手術しました。外視鏡-仰臥位でのCP angle手術も6回目を迎え、スタッフも慣れてきました。患者のセッティングについては、尾側への筋層牽引がもう少し強くできるとより快適に手術ができるように思われ、まだ改善できそうです。今回はTranspositionでAICA-PICA complexを動かしましたが、顔面神経に直行するように走行する部分の持ち上がりが悪かったので、Bridge technique (Inoue T et al: Acta Neurochirurgica (2021) 163:3311–3320) を用いました。けいれんは手術直後より完全消失、しばらく眩暈がありましたが軽快し、合併症(顔面まひ、聴力消失その他)なく退院されました。

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