もやもや病今月2例目、2週間続けてバイパス手術を行いました

頻回の右上下肢脱力TIAで発見された30歳代の左片側もやもや病を手術しました。手術はいつものSTA-MCAダブルバイパス+EMS/EDAMS(間接バイパス)の併用でした。オーブアイを用いて美しい強拡大の視野で吻合しました。もやもや病のバイパスは11-0という最も細い糸針で吻合しますので、術中針をはじいたりして無くすと探すのに大変困難が伴います。私はNeedle parking methodという以前報告した方法(Oper Neurosurg (Hagerstown) 21:E414-E420, 2021)を持続的に使うことで針を無くさないよう気をつけています。患者はバイパスも無事成功し、術後安定しています。

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